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2020.5.25

夏も「甲子園」中止

夏も「甲子園」中止

史上初「春・夏の甲子園大会」中止に・・・

 

夏の甲子園中止だけ判断が伸びたのはなぜ

 

すでに全国高等学校体育連盟は、主催するインターハイ(全国高等学校総合体育大会)の中止を4 28日に決定している。

 

なぜ男子硬式野球だけが3週間も決断が伸びたのか。

 

47日に発出された国の「緊急事態宣言」は、当 初、56日までだった。

 

状況が好転して宣言が解除されれば、夏の甲子園が開催できる可能性があった。

 

そんな思いもあって、関係者は決定を延期したのかもしれない。

 

しかし、その後の事態の進展を考えれば、

 

4月末時点で夏の甲子園が開催可能になる可能性はほとんどなかったはずだ。

 

まだ学校の授業も再開しておらず、授業もできていない中で、

 

部活だけを先行して再開するのは、社会の理解を得られない。

 

しかも、全国一律で「コロナ明け」になることはない。

 

東京や北海道など、感染が収まっていない地域では、学校の再開もままならないからだ。

 

地方大会は、47都道府県すべてで行われなければならないことを考えれば、

 

夏の甲子園は、かなり早くから不可能だったことは明らかだ。

 

甲子園に出場できるのは、全国4000校弱の高校野球部のうち、

 

49 1%強だ。

 

14万人あまりの野球部員のうち、甲子園の土を踏むことができるのは

 

最大で882人。0.6%ほどだ。

 

多くの高校球児にとって、甲子園は無縁のものであり、

 

地方大会が「引退」の花道だった。

 

もちろん、それでも中止になれば残念だろうが、

 

気分を切り替えて大学受験や就職を考えるだろう。

 

世間では「何とかやらせてやりたかった」と言う声が高まっている。

 

署名活動も行われており、

 

中には秋季に甲子園をやってはどうかという声さえある。

 

しかし一度中止が決まれば、多くの子どもたちは次のフェーズに進もうとする。

 

おくればせながら甲子園で野球ができても、

 

その時には子どもたちの視線は既に「未来」を向いている。

 

誤解を恐れずにいえば「甲子園でやらせてやりたい」は、

 

高校野球を神聖視する「大人の感傷」にすぎないのだ。

 

これを考えれば「甲子園に出られなかった球児のための代替試合」を夏季に組むのではなく、

 

本来の秋季大会に相当する試合を、

 

今から計画すべきではないだろうか。

 

八田会長は「その時に考えたい」と言ったが、

 

今年の春夏の甲子園のように、

 

ぎりぎりまで事態を見極めていたら、

 

今の2年生の高校球児も、

 

来春の甲子園に挑戦する機会を失ってしまう。

 

プロ野球は6月下旬以降に公式戦を「無観客試合」で始めようとしているが、

 

仮にそれが可能な状況になるのなら、

 

選抜の予選に相当する都道府県単位の大会を、

 

それぞれの地方の実情に合わせて開催することが考えられる。

 

無観客で十分な防疫体制を組むのが大前提だ。

 

本来、秋季大会は3年生が引退し、

 

2年生以下の新 チームで行うが、

 

特例的に3年生の出場も認めれば、

 

代替試合の役割も果たすことができる

 

47都道府県から代表校を出しているが、参加校数の 減少で、単独では地方大会が開催できない県も出て きても不思議ではない。

 

そういう事態を見越して「金がかからない野球」の可能性をいまのうちから探る必要がある。

 

用具、 ユニフォームなどの厳しい規制を緩和したり、

 

学校のグラウンドでの公式戦の開催を認可したり、

 

存立が厳しい地方の公立校に助成を行う、

 

野球部へのスポンサードを認可するなど、

 

高校野球を維持するスキームを、

 

日本高野連が主導して策定すべきだろう。

 

この際、行き過ぎた勝利至上主義や、

 

球児の健康を軽視した練習、試合での酷使など、

 

制度疲労を起こした高校野球の体質改善に取り組むべきだろう。

 

こうした「昭和の体質」が野球離れにつながっているからだ。

 

これを機に高校野球も生まれ変わるべきだよ考える。

 

これらの課題は、高校野球だけのものではない。

 

プロ、社会人、大学、独立リーグ、女子野球、ソフ トボールなど各団体も交えて考えていく必要がある。

 

すでに日本サッカー協会は(JFA)は財政難に陥ったクラブチームやスクールを対象に、

 

JFAの自己財源から直接融資を行う

 

「新型コロナウイルス対策 JFAサッカーファミリー支援事業」を立ち上げた。

 

こうしたケアを野球界も全体で考える必要がある。

 

多くの識者は、新型コロナ禍が終息した社会は 「元の社会とは同じではない」と言っている。

 

高校野球、日本野球も「前と同じ状況が戻ってくる」ことはないはずだ。

 

であれば「新しい社会」に適合した「新しい野 球」を構築しなければならない。

 

そのための「パラダイムシフト」を、

 

高校野球自らが起こすべき時が来ている。

 

甲子園に出場する目標は

 

小さい時からの夢・・・

 

ツライ練習に耐え・・・

 

レギュラー争いの為に・・・

 

ツライ練習の日々・・・

 

寮生活・・・

 

文武両道の日々・・・

 

三年生は、甲子園の為に・・・

 

部員の為に・・・

 

この十数年・・・

 

部員全員でツライ練習を耐えてきた・・・

 

地方大会敗退でもなく・・・

 

「大会中止」・・・

 

言葉に表せないほど・・・

 

ツライと思います・・・

 

子供達に大人の事情より・・・

 

安全に感染リスクのない方法で・・・

 

野球にかぎらず・・・

 

大会を開催して欲しいものです。

 

夢を叶えさせて欲しいものです。

 

甲子園を目指した「夢」は・・・

 

一生消えることはない・・・

 

次の「夢」に向かって・・・

 

先の見えない「トンネル」・・・などない

 

人生二度なし・・・楽しく前を向いて行こう!!

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